Artist in Residence 2019
追分付近は古くはヒトとヒトならぬモノとの境界線であったと聞く。
時代がさがって現代人がもたらした人工林が少々浮かれた避暑地の風情を造りだして久しいが、それでも時おりこの地の奥に尽きることなく脈打つアサマのマグマのように昔と変わらぬ痕跡に出会うこともある。
それは移り行く四季の表情だったり、そこで暮らす小動物の足跡だったり、あるいは昔語りに耳なじんだ伝説だったり、時になにかしら霊的な気配だったり…。
そうした畏れを絵画というファンタジーに昇華してみたいと思うのだ。
時代がさがって現代人がもたらした人工林が少々浮かれた避暑地の風情を造りだして久しいが、それでも時おりこの地の奥に尽きることなく脈打つアサマのマグマのように昔と変わらぬ痕跡に出会うこともある。
それは移り行く四季の表情だったり、そこで暮らす小動物の足跡だったり、あるいは昔語りに耳なじんだ伝説だったり、時になにかしら霊的な気配だったり…。
そうした畏れを絵画というファンタジーに昇華してみたいと思うのだ。
Artist in Residence 2017
4000 〜 5000 年前、八ヶ岳西側からはるか諏訪の湖を望む原生林におおわれた美しくなだらかな麓からはいずれも国宝になる土偶「縄文のビーナス」「仮面の女神」が発掘されている。
軽井沢追分に近い浅間山麓・湯川の畔にも豊かな縄文文化が残されている。縄文人は美しいロケーションを選んで居を構えたらしい。
そんな美的感覚に恵まれた人々によって象られた偶像=アイドルを現代を生きる作家が当時の人たちの気持ちになってデザインしてみた。
軽井沢追分に近い浅間山麓・湯川の畔にも豊かな縄文文化が残されている。縄文人は美しいロケーションを選んで居を構えたらしい。
そんな美的感覚に恵まれた人々によって象られた偶像=アイドルを現代を生きる作家が当時の人たちの気持ちになってデザインしてみた。
Jin NAKAMURA
- 1959
- 長野県生まれ
- 1984
- 信州大学教育学部美術科工芸(鋳金)研究室卒
8th 日本グラフィック展協賛企業賞受賞 - 2006
- TRIO DI ARTSTI DELLA MOSTRA D'ARTE CONTEMPORANEA(イタリア)
- 2012
- アートフェア東京(有楽町アートフォーラム)
「現代作家茶碗特集」日本橋三越本店(東京) - 2014
- 「偶像崇拝」 Shonandai MY Gallery(東京)
- 2015
- 「仏のかたち展」ガレリア表参道(長野)
「圖像宇宙」Space 563(台北) ART Monaco (モナコ) YIA Art Fair(パリ) - 2016
- 「縄文アイドル」・浅間縄文ミュージアム
- 2017
- 「偶像寓意花鳥圖譜圖」日本橋三越本店(東京)など
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