Artist in Residence 2018
この襖4枚の連作は、追分に縁深い詩人立原道造の「萱草に寄す」の詩による書で構成されています。
様々な想いが交錯する文字の層と、左の襖から右の襖へ進むにつれ顕著になる墨の濃淡は、その詩を読み進むにつれ揺り動かされていく読み解く側の心と、立原の慎しみ深過ぎるのではとも言える表現とを、徐々にリンクさせるように揮毫しています。
また中央部の余白は、立原と鑑賞者とが詩を介して対峙したときにうまれる、あなたたちだけが共有する特別な言葉を存在させるために、設けてあるのです。
様々な想いが交錯する文字の層と、左の襖から右の襖へ進むにつれ顕著になる墨の濃淡は、その詩を読み進むにつれ揺り動かされていく読み解く側の心と、立原の慎しみ深過ぎるのではとも言える表現とを、徐々にリンクさせるように揮毫しています。
また中央部の余白は、立原と鑑賞者とが詩を介して対峙したときにうまれる、あなたたちだけが共有する特別な言葉を存在させるために、設けてあるのです。
Hiroko WATANABE
- 1970年生まれ。
書家・立体書アーティスト - 2010 - 2012
- セントラルアートギャラリー個展 (名古屋)
- 2013
- アジア創造美術展 大賞受賞
- 2014
- 南オーストラリア州立美術館 作品 11 点収蔵となる (アデレード)
oz asia festival 招聘 単独公演 (アデレード) - 2015
- art expo new york 招聘 (ニューヨーク)
- 2016
- アジア創造美術展 金賞受賞
- 2017
- art athina 招聘 (アテネ)
melcart gallery 個展 (パリ) - 2018
- 名古屋城本丸御殿個展 (名古屋)
- 2019
- tenri cultural gallery 個展 (ニューヨーク)、gallery 悠玄個展 (京都)